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朝が来ない夜はない 2 第1章 1
相変わらず恭平と亜樹はラブラブで、啓佑と初子も結婚間近といった所だ

この2組に関してはあまり此処では解説はしない。

此処は沙希と輝 康子と俊彦について話をしてみようかと・・・・



 沙「亜樹はまだ結婚しないの?」

 亜「う~ん。向こうがねまだその気になんないみたい」

 沙「そうなんだ」

 亜「うん」

 沙「亜樹は結婚したいって思っているんでしょ」

 亜「そうね。もういい歳だしね。」

 沙「そうだよね。私もそろそろって思うけど、相手がね」

 亜「茂原さんじゃ駄目なの?」

 沙「駄目っていう訳じゃないんだけどはっきりしないんだ」

 亜「はっきりって?付き合っているんだよね?」

 沙「うん。私はそう思っているけど、輝がね」

 亜「はっきりしないんだ」

 沙「うん。セフレなのか?彼女なのかわかんないよ」

 亜「はぁ~い?セフレって事はないんじゃない?」

 沙「そうかな?」

 亜「そうだよ。聞いた事あるの?」

 沙「うん。ある 前にね。」

 亜「そんときなんって言ってた?」

 沙「『まだ先の事だし、俺だって判らない。』って」

 亜「判らないって」

 沙「そうかって思ってね」

 亜「沙希は好きなんだよね?」

 沙「それも判んない」

 亜「沙希・・・・・」


上手く行っていた2人

ほんの些細な事でずれ始める

歯車が少しずつずれて行くように

人もずれて行く

お互いがお互いを理解出来ない。