クチュヌチャ・・・・・・
利「凄いよ。由紀奈」
由「お願い。言わないで」
利「由紀奈は言う事で感じるんだから」
由「そんな事・・・・」
利「俺が言えば言う程ここから溢れてくるし、締め付けてくる」
由「いや・・・」
グチュグチュ・・・・
利「凄いいやらしい音だ」
由「辞めて・・・」
ヌチャ・・・
利「入れるよ」
グチュ・・・・・
由「ぁ・・・」
利「やっぱり由紀奈のはいいよ。ぁ・・・」
パンパン グチュヌチャ パンパン
由「ぁ・・・ぁ・・・・ん」
利「可愛い・・・好きだ」
由「ぁっん・・・・」
利「ぁ・・・・」
パンパン ヌチャヌチャ パンパン
利「ぁ・・いい・・・」
由「ぁ・・・ぅ」
利「駄目だ。もうイキそうだ」
由「イって・・・・」
利「中でいいか?」
由「うん 中に出して・・・・」
どうなってもいいと思っていた。
久実が来てもいいと・・・・
ドクンドクン
利「はぁはぁ」
由「はぁ・・・」
利「今日は駄目みたいだな」
由「いいよ。」
利「ごめんな」
由「ううん。いい」
利「帰りたくないな。このまま居たい」
由「利昭さん」
利「帰った方がいいんだろう?」
由「うん」
利「判った。帰るよ」
チュ
帰って欲しくない。
このままいて欲しい。
自分では判らない気持ちが由紀奈にあった。
このまま利昭を奪ってしまおうかと思った。
もし久実に子供が出来ていたら?自分に子供が出来ていたら?
この男はどうするのだろう?
利「凄いよ。由紀奈」
由「お願い。言わないで」
利「由紀奈は言う事で感じるんだから」
由「そんな事・・・・」
利「俺が言えば言う程ここから溢れてくるし、締め付けてくる」
由「いや・・・」
グチュグチュ・・・・
利「凄いいやらしい音だ」
由「辞めて・・・」
ヌチャ・・・
利「入れるよ」
グチュ・・・・・
由「ぁ・・・」
利「やっぱり由紀奈のはいいよ。ぁ・・・」
パンパン グチュヌチャ パンパン
由「ぁ・・・ぁ・・・・ん」
利「可愛い・・・好きだ」
由「ぁっん・・・・」
利「ぁ・・・・」
パンパン ヌチャヌチャ パンパン
利「ぁ・・いい・・・」
由「ぁ・・・ぅ」
利「駄目だ。もうイキそうだ」
由「イって・・・・」
利「中でいいか?」
由「うん 中に出して・・・・」
どうなってもいいと思っていた。
久実が来てもいいと・・・・
ドクンドクン
利「はぁはぁ」
由「はぁ・・・」
利「今日は駄目みたいだな」
由「いいよ。」
利「ごめんな」
由「ううん。いい」
利「帰りたくないな。このまま居たい」
由「利昭さん」
利「帰った方がいいんだろう?」
由「うん」
利「判った。帰るよ」
チュ
帰って欲しくない。
このままいて欲しい。
自分では判らない気持ちが由紀奈にあった。
このまま利昭を奪ってしまおうかと思った。
もし久実に子供が出来ていたら?自分に子供が出来ていたら?
この男はどうするのだろう?
利昭が久実と離婚したいと言ったのは嬉しかった。
だけど、そのあと、久実とSEXをしたと言う事を聞かされた
その時利昭は由紀奈の名を言ったのではないか?
だから久実は他の男性を自分に逢わそうとしたのではないかと
由「利昭さん。奥さんとした時・・私の事思った?」
利「あぁ・・・・」
由「そう」
利「それがどうした?」
由「女は本能で判る事があるの。自分が好きな男が他の女として来た・・・・それを思い出しているって」
利「久実がそんな事判るわけないだろう?」
由「ううん。判るのよ」
利「久実が俺の事を?好きだって?」
由「うん。愛しているのかもしれない。下手なだけで」
利「辞めてくれないか?あいつはそういう女じゃない」
由「利昭さんがわかんないだけ」
利「由紀奈」
チュチュ
由「やめて」
利「いやだ」
由「利昭さん」
クチャクチャ
利「俺はお前が好きなんだ」
ズルッズルッ クチャクチャ
由「ぁ・・・」
利「全部俺の物なんだ」
由「利昭さん」
ボクサーパンツの股間は大きくなっていた。
利「見てごらん。キスだけでこんなになるんだ」
由「利昭さん・・・・・・」
利「お前だけだよ」
スエットのズボンの間から手を入れて由紀奈の股間に触った
ヌチャ・・・・・
利「お前だって濡れているじゃないか。身体は正直なんだな」
由「そんな事ない」
ヌチャヌチャ・・・・・
由紀奈の所からは利昭の指を楽に飲み込めるほどの愛液が溢れていた。
スッス・・・・
パンティーの生地と股間からは糸が引いていた。
利「もうこんなだよ。俺がいいんだろう?」
由「違う・・・・」
利「嘘はいいから。正直にいいなさい」
由「違う・・・・」
ヌチャヌチャ
利「指が楽にはいるよ。」
由「ぁ・・・・ぁ・・・」
クチャクチャ ヌチャヌチャ
中で指が動く度に溢れてくる
由紀奈もそれが判った。
だけど、そのあと、久実とSEXをしたと言う事を聞かされた
その時利昭は由紀奈の名を言ったのではないか?
だから久実は他の男性を自分に逢わそうとしたのではないかと
由「利昭さん。奥さんとした時・・私の事思った?」
利「あぁ・・・・」
由「そう」
利「それがどうした?」
由「女は本能で判る事があるの。自分が好きな男が他の女として来た・・・・それを思い出しているって」
利「久実がそんな事判るわけないだろう?」
由「ううん。判るのよ」
利「久実が俺の事を?好きだって?」
由「うん。愛しているのかもしれない。下手なだけで」
利「辞めてくれないか?あいつはそういう女じゃない」
由「利昭さんがわかんないだけ」
利「由紀奈」
チュチュ
由「やめて」
利「いやだ」
由「利昭さん」
クチャクチャ
利「俺はお前が好きなんだ」
ズルッズルッ クチャクチャ
由「ぁ・・・」
利「全部俺の物なんだ」
由「利昭さん」
ボクサーパンツの股間は大きくなっていた。
利「見てごらん。キスだけでこんなになるんだ」
由「利昭さん・・・・・・」
利「お前だけだよ」
スエットのズボンの間から手を入れて由紀奈の股間に触った
ヌチャ・・・・・
利「お前だって濡れているじゃないか。身体は正直なんだな」
由「そんな事ない」
ヌチャヌチャ・・・・・
由紀奈の所からは利昭の指を楽に飲み込めるほどの愛液が溢れていた。
スッス・・・・
パンティーの生地と股間からは糸が引いていた。
利「もうこんなだよ。俺がいいんだろう?」
由「違う・・・・」
利「嘘はいいから。正直にいいなさい」
由「違う・・・・」
ヌチャヌチャ
利「指が楽にはいるよ。」
由「ぁ・・・・ぁ・・・」
クチャクチャ ヌチャヌチャ
中で指が動く度に溢れてくる
由紀奈もそれが判った。
利昭はこれで久実がわかってくれて離婚してくれるだろうと考えていた。
家に帰るのが少なくなり、由紀奈との時間が多くなれば諦めるかと思っていた。
由「何が判るの?」
利「俺がお前に本気だって事さ」
由「泊まる事が?」
利「あぁ」
由「そう・」
利「不安なんか?」
由「そうね。そんなに簡単ではないと思う」
利「久実は世間体を気にしているだけだ。」
由「そう?」
利「そうさ。もういいだろう?久実の話は」
由「うん・・・・」
利「今日も2回できるかな?」
由「そうね」
ブブブ・・・・・・・
由「ねェ・・携帯なってる」
利「うん。誰だろうな」
由「奥さんかも」
利「まさか、そんなことはないさ」
電話ではなく、メールだった。
『利昭へ。今日は私も遅くなるから、先に寝ててね。いつもごめんね。あとうちの会社にいい子がいるの良かったら、由紀奈さんに合わせたいから、都合聞いておいてね。』
利「なんだよ。」
由「どうかしたの?」
利「お前に逢わせたい奴がいるって・・・・・」
由「えっ?」
利「どういう事だ?」
由「利昭さん・・・・」
利「絶対に逢わせないからな。冗談じゃない」
由「落ち着いて、逢うだけならいいじゃない逢っても」
利「駄目だ。久実の事だから。俺とお前を別れさそうとしてるんだよ?判ってるのか?」
由「ええ。判ってる」
利「ならどうしてそういう事が言えるんだ?俺はいやだ。お前が他の男と逢うなんて」
由「逢わなければ奥さん何をするか判らないのよ?」
利「また会社にでも来るというのか?」
由「ううん。それはないと思う。ただ・・・・・・」
利「ただなんだ?」
由「直に来るかもしれない。」
利「お前の所にか?」
由「うん。」
利「だから他の男に会わせて俺が来れない様にするのか?」
由「そうね。お互い気に入って付き合えばね」
利「そんな・・・・」
由「利昭さん。もう無理だわ。このまま帰って。奥さんに伝えて、今度の土曜日なら時間がとれるからって」
利「由紀奈・・・・俺は本気なんだ。」
由「それは何度も聞いた。判っているわ。でもそれを奥さんに言ったのは不味かったわ。時期が早過ぎた」
利「由紀奈・・・・・お前のそういう所が俺は好きなんだ。判ってくれ」
由「判っているわ。でも・・・・」
利「でも?」
由「貴方の本当の目的は私の身体・・・・・だからそう言うの・・・・判っていたの・・・」
利「最初だけだ。今は離れたくないんだ。お前といると安心出来るんだ」
由「ありがとう。嘘でもそう言ってくれて」
利「嘘じゃないんだ」
由「でも・・・・・」
家に帰るのが少なくなり、由紀奈との時間が多くなれば諦めるかと思っていた。
由「何が判るの?」
利「俺がお前に本気だって事さ」
由「泊まる事が?」
利「あぁ」
由「そう・」
利「不安なんか?」
由「そうね。そんなに簡単ではないと思う」
利「久実は世間体を気にしているだけだ。」
由「そう?」
利「そうさ。もういいだろう?久実の話は」
由「うん・・・・」
利「今日も2回できるかな?」
由「そうね」
ブブブ・・・・・・・
由「ねェ・・携帯なってる」
利「うん。誰だろうな」
由「奥さんかも」
利「まさか、そんなことはないさ」
電話ではなく、メールだった。
『利昭へ。今日は私も遅くなるから、先に寝ててね。いつもごめんね。あとうちの会社にいい子がいるの良かったら、由紀奈さんに合わせたいから、都合聞いておいてね。』
利「なんだよ。」
由「どうかしたの?」
利「お前に逢わせたい奴がいるって・・・・・」
由「えっ?」
利「どういう事だ?」
由「利昭さん・・・・」
利「絶対に逢わせないからな。冗談じゃない」
由「落ち着いて、逢うだけならいいじゃない逢っても」
利「駄目だ。久実の事だから。俺とお前を別れさそうとしてるんだよ?判ってるのか?」
由「ええ。判ってる」
利「ならどうしてそういう事が言えるんだ?俺はいやだ。お前が他の男と逢うなんて」
由「逢わなければ奥さん何をするか判らないのよ?」
利「また会社にでも来るというのか?」
由「ううん。それはないと思う。ただ・・・・・・」
利「ただなんだ?」
由「直に来るかもしれない。」
利「お前の所にか?」
由「うん。」
利「だから他の男に会わせて俺が来れない様にするのか?」
由「そうね。お互い気に入って付き合えばね」
利「そんな・・・・」
由「利昭さん。もう無理だわ。このまま帰って。奥さんに伝えて、今度の土曜日なら時間がとれるからって」
利「由紀奈・・・・俺は本気なんだ。」
由「それは何度も聞いた。判っているわ。でもそれを奥さんに言ったのは不味かったわ。時期が早過ぎた」
利「由紀奈・・・・・お前のそういう所が俺は好きなんだ。判ってくれ」
由「判っているわ。でも・・・・」
利「でも?」
由「貴方の本当の目的は私の身体・・・・・だからそう言うの・・・・判っていたの・・・」
利「最初だけだ。今は離れたくないんだ。お前といると安心出来るんだ」
由「ありがとう。嘘でもそう言ってくれて」
利「嘘じゃないんだ」
由「でも・・・・・」
利昭の会社
亜「ねェ・・由紀奈・・・・」
由「うん?」
亜「気をつけた方がいいかもしれない」
由「え?」
亜「小泉さんの奥さんの友達がこの課にいるらしいって」
由「そうなの?」
亜「うん」
由「だからか。」
亜「なんかあったん?」
由「急にね。奥さんが子供が欲しいって言い出したらしいんだ。」
亜「そうなの?」
由「うん。して中出ししたらしいから」
亜「まぁ・・夫婦だからね。するよね」
由「そういったんだけどね。今まではゴムつきだったらしいから」
亜「そこまで話してるの?」
由「うん」
亜「そう・・・・」
由「奥さんがそう仕向けたような感じがしてるし、気が付いているような感じもするしね」
亜「そう、」
由「別れたいんだけどね」
亜「あんたが?」
由「うん。身体だけみたいだし」
亜「そう」
由「もう少し様子見てもいいかなって思っている。」
亜「判った。」
由「亜樹 ごめんね」
亜「何が?」
由「心配かけて」
亜「いいってそんな事は」
由「うん。」
亜「あんたがここ辞めたら私も辞めるからね」
由「亜樹」
亜「居てもつまんないからね」
由「もう」
面倒な事はなるべく避けたいと思っていた。
久実の事はよく判らないが本能的にそう思った。
会社まで来るくらいだから相当なもんだろう
由紀奈の部屋
利「久実にばれたみたいだ」
由「そう・・・・」
利「うちの課にあいつの友達がいたみたいだ」
由「これで終りね」
利「何度もいったはずだ。俺はお前とは別れない。」
由「利昭さん」
利「愛してるんだ。久実にもそういった。今回は本気だと」
由「言ったの?奥さんに?」
利「あぁ」
由「そう・・・・・」
利「話がし易いからな」
由「・・・・・・」
利「どうした?」
由「うん。ちょっとね。」
利「不味かったのか?」
由「そうね。」
利「これで判ってくれるさ。今日は泊まっていくからな」
亜「ねェ・・由紀奈・・・・」
由「うん?」
亜「気をつけた方がいいかもしれない」
由「え?」
亜「小泉さんの奥さんの友達がこの課にいるらしいって」
由「そうなの?」
亜「うん」
由「だからか。」
亜「なんかあったん?」
由「急にね。奥さんが子供が欲しいって言い出したらしいんだ。」
亜「そうなの?」
由「うん。して中出ししたらしいから」
亜「まぁ・・夫婦だからね。するよね」
由「そういったんだけどね。今まではゴムつきだったらしいから」
亜「そこまで話してるの?」
由「うん」
亜「そう・・・・」
由「奥さんがそう仕向けたような感じがしてるし、気が付いているような感じもするしね」
亜「そう、」
由「別れたいんだけどね」
亜「あんたが?」
由「うん。身体だけみたいだし」
亜「そう」
由「もう少し様子見てもいいかなって思っている。」
亜「判った。」
由「亜樹 ごめんね」
亜「何が?」
由「心配かけて」
亜「いいってそんな事は」
由「うん。」
亜「あんたがここ辞めたら私も辞めるからね」
由「亜樹」
亜「居てもつまんないからね」
由「もう」
面倒な事はなるべく避けたいと思っていた。
久実の事はよく判らないが本能的にそう思った。
会社まで来るくらいだから相当なもんだろう
由紀奈の部屋
利「久実にばれたみたいだ」
由「そう・・・・」
利「うちの課にあいつの友達がいたみたいだ」
由「これで終りね」
利「何度もいったはずだ。俺はお前とは別れない。」
由「利昭さん」
利「愛してるんだ。久実にもそういった。今回は本気だと」
由「言ったの?奥さんに?」
利「あぁ」
由「そう・・・・・」
利「話がし易いからな」
由「・・・・・・」
利「どうした?」
由「うん。ちょっとね。」
利「不味かったのか?」
由「そうね。」
利「これで判ってくれるさ。今日は泊まっていくからな」
トントン
久「利昭・・・話を聞いて」
カチャ
利「俺は話はない。」
久「そんな事言わないで。聞いて」
利「離婚の話なら聞く」
久「どうして?そんなにいいの?」
利「あぁ」
久「今までなんとかやってこれたのになんで今なの?私が貴方よりいいから?」
利「そんな事じゃない。お前が好きでやっている事だ。それを俺がとやかく言う筋合いは無い。なんど言ってもお前は判ろうとしてはくれなかった。『仕事が忙しい。社長だからちゃんとしなくてはいけない。』ってな」
久「それは会社を軌道に乗せたかったのよ。どうしても」
利「帰りは遅い、飯も満足に作れない。休みは別だ。求めても義務で済ますみたいだったよ」
久「ごめんなさい。」
利「少しは判って欲しかった。俺も淋しかったって事を」
久「これからは傍にいてなんでもするわ。だから離婚なんて言わないで」
利「久実。もう駄目なんだ。判ってくれ」
久「利昭」
利「明日。早いんだ。寝かしてくれ」
久「じゃ一緒に寝ましょ・・ねっ」
利「悪いけど、一人で寝かしてくれ」
バタン・・・・・
『利昭・・・・そんなにあの女がいいの?私の方が力はあるのよ。貴方が私を捨てる事なんて出来ないのよ。判っているの?利昭』
久実の会社
啓「社長?どうかしました?」
久「えっ ううん」
啓「そうですか」
久「啓佑君って結婚してるの?」
啓「いえ、独身ですよ。」
久「そう。彼女は?」
啓「いえ、いません。」
久「そう。この会社ではいないの?好きな子とか」
啓「そうですね。いないですね」
初「茂原さんって彼女いないんですか?」
啓「いないよ。」
初「じゃ私が立候補しようかな」
久「またぁ~~。初子には彼氏いるでしょ」
初「判ってました?」
久「判るわよ。そうだ、啓佑君、紹介してあげるわ。旦那の会社の子でも」
啓「いえ。いいですよ」
久「そんな事、言わないで。」
初「え~いいなぁ~~。」
啓「もう何を言っているんですか。」
久「あら、私は本気なんだけどな。」
啓「そうですか」
初「逢うだけあってみれば?案外いい子かもしれないし」
啓「そうかな」
初「うん」
久「考えておいてね」
啓「はい・・・・」
久実は由紀奈と啓佑を逢わして利昭から離そうとしていた。
そうすれば自分の所へ戻ってくると思っていた。
久「利昭・・・話を聞いて」
カチャ
利「俺は話はない。」
久「そんな事言わないで。聞いて」
利「離婚の話なら聞く」
久「どうして?そんなにいいの?」
利「あぁ」
久「今までなんとかやってこれたのになんで今なの?私が貴方よりいいから?」
利「そんな事じゃない。お前が好きでやっている事だ。それを俺がとやかく言う筋合いは無い。なんど言ってもお前は判ろうとしてはくれなかった。『仕事が忙しい。社長だからちゃんとしなくてはいけない。』ってな」
久「それは会社を軌道に乗せたかったのよ。どうしても」
利「帰りは遅い、飯も満足に作れない。休みは別だ。求めても義務で済ますみたいだったよ」
久「ごめんなさい。」
利「少しは判って欲しかった。俺も淋しかったって事を」
久「これからは傍にいてなんでもするわ。だから離婚なんて言わないで」
利「久実。もう駄目なんだ。判ってくれ」
久「利昭」
利「明日。早いんだ。寝かしてくれ」
久「じゃ一緒に寝ましょ・・ねっ」
利「悪いけど、一人で寝かしてくれ」
バタン・・・・・
『利昭・・・・そんなにあの女がいいの?私の方が力はあるのよ。貴方が私を捨てる事なんて出来ないのよ。判っているの?利昭』
久実の会社
啓「社長?どうかしました?」
久「えっ ううん」
啓「そうですか」
久「啓佑君って結婚してるの?」
啓「いえ、独身ですよ。」
久「そう。彼女は?」
啓「いえ、いません。」
久「そう。この会社ではいないの?好きな子とか」
啓「そうですね。いないですね」
初「茂原さんって彼女いないんですか?」
啓「いないよ。」
初「じゃ私が立候補しようかな」
久「またぁ~~。初子には彼氏いるでしょ」
初「判ってました?」
久「判るわよ。そうだ、啓佑君、紹介してあげるわ。旦那の会社の子でも」
啓「いえ。いいですよ」
久「そんな事、言わないで。」
初「え~いいなぁ~~。」
啓「もう何を言っているんですか。」
久「あら、私は本気なんだけどな。」
啓「そうですか」
初「逢うだけあってみれば?案外いい子かもしれないし」
啓「そうかな」
初「うん」
久「考えておいてね」
啓「はい・・・・」
久実は由紀奈と啓佑を逢わして利昭から離そうとしていた。
そうすれば自分の所へ戻ってくると思っていた。