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夜明け前 第3章 6
 利昭の家

久「おかえりなさい」

利「あぁ・・・今日は早かったんだ・・・」

久「ええ。たまには早く帰らないと貴方が新心配だから」

利「そっか」

久「のんで来たの?」

利「あぁ」

久「そう」

利「風呂入って寝るよ」

久「ねェ・・・久しぶりに一緒に入らない?」

利「どうしたんだ?」

久「いいじゃない」

利「・・・・・・」




 バスルーム


久「本当に久し振りね」

利「そうだな」

久「嬉しくないの?」

利「いったいどうしたって言うんだ?」

久「ねェ・・・子供欲しいんでしょ?」

利「欲しいさ、お前は欲しくないんだろう?」

久「産んでもいいわ」

利「いったい・・・」

久「びっくりしなくてもいいじゃない。」

利「友達に何か言われたのか?」

久「そうね。」

利「そっか」

久「だから」

利「すまないが、俺はそんな気にはなれない」

久「どうして?いいじゃない」

利「久実」



 突然の事だった。

 今まで子供など欲しくないといっていた久実が子供を欲しがるなんて・・・

 少しだけ利昭の中に疑念が浮いてきた。


利「お前さ、他の男の子供がいるんじゃないのか?」

久「辞めてよ。貴方じゃあるまいし、いないわ」

利「本当か?」

久「本当よ」

利「そっか」

久「ねェ・・・・」

利「いつものようにならな」

久「判ったわ」



 バタン・・・・・・・



久「今日は私がするわ」

利「・・・・」


 クチュ クチュ


久「久し振りね」

利「そうだな」


 心の何処かで由紀奈と比べている自分がいるのを判ってはいなかった


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