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久し振りに   13  『希望』
それから暫くして私は上板橋に住む事になった。

ここに住むのはそんなに深い意味はない。

池袋から近いそれだけだった。


店「うん。中々いいんじゃないか」

直「うん。」


1Rでロフトが付いていた。

1人で住むのに丁度いい広さだった。

店は相変わらず佐藤さんが酒を飲んだりして・・・

それに耐えられなくなってしまったんだろう。

菅野さんが辞める事になった。

大きな支えを無くした感じだった。

1つ上だけれども色んな事を教えてくれたから。

最後まで菅野さんには褒められなかった。

それが心残りだけど・・・・・

菅野さんがまだ居た頃

同じチェーン店の人が店に来た

終わってまかないを食べている時だった。


大「お前さぁ・・・普段鍋抱えて食べてんじゃねぇの?」

直「食べてないよ」

大「嘘つけ」

直「本当だよ」


その時丁度店長が片手鍋で作ってくれた料理を小鉢に分けて食べていた。


大「菅野さんや店長がいるからって気取って食べて」


結構しつこい男だった


直「食べてないって」

大「嘘つくなよ」


いい加減頭にきていた。


店長も菅野さんも何も言わず私と大沢のやり取りを聞いていた


直「あのさ。その辺の女と一緒にしないでくれる?」

大「・・・・・お疲れさま」

菅「あははは・・・」

直「なに?」

菅「それはお前のポリシーだろ?」

直「う~ん」

菅「いいんじゃないのか。それで、お前の言っていることは筋が通っているから俺と店長なんにも言わなかったんだから」

直「そっか・・・」

菅「そうだよ。それでいいんだから。」

直「うん。」


はっきり言ってこれは今もそう思っている。

だけど悲しいかな。

今ではそんな事は通用しないって事だ。

すっかり猫を被り、仮面を被りの生活だ。

そんな事があって暫くしてから

いつもの様に表に呼び込みに立って居た時だ。


中「あの・・・」

直「はい」

中「今度飲みに行こう。休みの日に電話して」

と言って名刺をくれた人・・・・・

私が初めて愛した人だった。

ある人の言葉を借りるのであれば『理解』をしたいと思った人だった。



               


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