利「そろそろ行こうか」

亜「あっ　はい」



会社

由「わかんないもんね。」

亜「そうだね。」

由「そっか」

亜「由紀奈？」

由「いやなんでもないよ。」

亜「少し同情した？」

由「えっ？」

亜「あんたさぁ・・・こういうの弱いから」

由「そんな事ないよ」

亜「別にいいけどね。でも同情が愛情に変わるなんて事は駄目だよ。あんたが辛いだけだからね」

由「判っているよ。大丈夫だから」



暫くたったある日


利「和田さん。嫌ならいいんだけど。今度２人で飲みに行かないか？」

由「えっ」

利「和田さんとゆっくり話したいと思って、駄目かな？」

由「いえ。私なんですか？」

利「そうだな。和田さんなら色々と話が出来そうな感じがして。それじゃ理由にはならないかな？」

由「そうですか。わかりました」

利「良かった。」

由「いえ」


〈彗星〉

由「亜樹・・・・」

亜「どうしたの？」

由「小泉さんから誘われたんだけど」

亜「え～～」

由「判りましたって言ったんだけど」

亜「由紀奈・・・・・」

由「やっぱ　不味いよね？」

亜「う～ん、なんとも言えないな。飲みに行ってみれば？」

由「そう？」

亜「うん。そうすれば小泉さんがどんな人か判ると思うよ」

由「そうかな」

亜「うん」

由「そっか」

亜「うん。」