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夜明け前  第1章 6
利「和田さんは彼氏はいるの?」

由「いえ、いないんです」

利「そう。既婚者は嫌かな?」

由「え?」

利「不謹慎かもしれないけど、俺 和田さんの事が」

由「小泉さんそこから先は言わないで下さい」

利「駄目かな?」

由「いえ。小泉さんは素敵だと思います。奥さんの事も愛されています。」

利「うちの奴とはもう駄目かもしれないんだ」

由「そんな事・・・私に言われても判りません」


なんとなくだがそれは嘘の様な気がした。

不倫したい男の常套文句だと思った。

利昭がそんな事をいうとは思わなかった。


由「小泉さん、」

利「不倫したいだけだと思っているね?そう思うのが普通だよね」

由「・・・・・・」

利「俺は真剣だよ」

由「私でなくても・・・遊び相手なら他に探して下さい」

利「遊びじゃないんだ。本気なんだ」

由「離婚してくれるんですか?」

利「するよ。」

由「嘘ですね?」

利「本当だ。今は別居している」

由「そうですか・・・・」

利「信じるか信じないかは君しだいだよ」


あまりの事でどうしていいのか判らなかった。

みんなの憧れの利昭がこんな事をいうなんて思っても見なかった。

嫌いではない。

『離婚』という言葉が本当なのか嘘なのか・・・・・



由「小泉さん。少し時間を下さい」

利「そうだね。いいよ」

由「すみません。今日はごちそうさまでした。帰ります」

利「一緒に出よう。送るから」

由「いえ、1人で大丈夫です」

利「マスターお会計」

真「はい、ありがとうございます」



利「和田さん」

由「はい」

利「びっくりさせてすまない。以前から想っていたんだ。でも俺は結婚しているしこんな気持ちはいけないと思った。」

由「だったらその気持ちは抑えておく事は出来なかったんですか?」

利「そうだね。そうかもしれない。」


立ち止まり、由紀奈の腕をひっぱり自分の方へ引き寄せた


由「いやです。離してください」


チュッ チュッ


利「もう駄目だ。押さえる事なんで出来ない」

由「いや」

利「好きだ」


利昭の舌が由紀奈の唇をなぞりわけて入ってくるのが判った




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