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夜明け前 第2章 15 完結
 そんなに付き合ったわけではないが、何処かが違っていた。

 愛撫の仕方が違うのかもしれない。

 利昭は胸への愛撫はほどんどなかった。

 胸にはあまり興味がないみたいだった。

 そのまま寝てしまった。


 朝

 ジリジリ・・・


由「う~ん・・・・さてと・・・・」

 
  会社に行く支度をして、出て行った。


 会社


亜「おはよ」

由「おはよ」

亜「なんかさっぱりしてるわね?」

由「そんな事ないわよ。」

亜「そう?あっ小泉さんが来たとか?」

由「まぁ~ね」

亜「あっそ、いいわね~~」

由「なによそれ」

亜「お熱い事で」

由「亜樹・・・・」

亜「噂になりそうだから気をつけなさいよ」

由「マジで?」

亜「うん」

由「それでか」

亜「なに?」

由「なんかね。様子がねおかしかったから」

亜「そうなんだ」

由「うん。」

亜「そう。」

  
 
 前から利昭と由紀奈は出来ているんではないかという噂があった。

 あくまでも噂しかなかったんだが、ここの所、その噂が本当ではないかという噂も出始めていた。

 利昭にしてみればそういう噂が出ればいいと思っていた節もある。

 嫁にばれてもいいと思っていたのだから。



利「和田さん。少しいいかな?」

由「はい」


女1「やっぱりあの噂って本当だったのよ」

亜「あの噂って?」

女1「小泉さんと和田さんが付き合っているっていう噂」

亜「そうなの?」

女1「え~~。中森さん知らないの?」

亜「うん。知らない」

女1「仲いいのに。言わない事もあるのね。」

亜「そうね。いいたくない事もあるだろうしね」

女1「そうよね。でも奥さんにばれたら大変よ」

亜「そうなの?そんなに凄いの?」

女1「聞いた話だけど、以前小泉さん浮気して、奥さんにばれてね、会社まで乗り込んで来たんだから」

亜「え~~」

女1「それで浮気相手、辞めたけど、小泉さんは此処に部署変えになったのよ。もし今度そうなったら小泉さんも和田さんも首ね」

亜「そう・・・・・」


  そういうもんである。
  
  その時は遊びだった。

  部署変えで済んだのだが・・・・・・・

  



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