利昭の家
ガチャ・・・・バタン
久「お帰り。遅かったのね」
利「久実・・・起きてたんか」
久「いけない?」
利「いや。珍しいからな。お前が起きて待っているなんて」
久「たまにはいいでしょ?」
利「一体どうしたんだ?こないだからおかしいよ」
久「そうかしら。今まで貴方の事ほうっておいたから」
利「俺はその方が楽だけどな」
久「そう・・・・でもそれじゃいけないって思ったの。」
利「今更か?」
久「遅いとは思う・・・やり直すことはできると思うの」
利「なぁ・・久実。誰に何を言われたか判らないが、俺はもう嫌なんだ。お前より大事な人が出来た。本気なんだ。例えお前に子供が出来ていても俺はお前と離婚したい」
久「いやよ。私は離婚なんかしない。貴方しかいないの。貴方が本気でも私はいやよ。」
利「久実。判ってくれ。もう俺はお前を愛してはいない。必要だと思わない」
久「和田由紀奈っていう女ね?貴方をそこまで本気にしたのは」
利「どうして、それを」
久「同じ課の子から聞いたのよ。私の友達なの。最近よく一緒にいるって、その前からかしらね?」
利「そうか。だったら話が早いな。お前のそういう所が我慢出来ないんだ。」
久「だから浮気をするの?」
利「そうだな。スパイみたいなマネをさせて自分は悲劇のヒロインぶる。前もそうだった・・今回は本気だ」
久「貴方が私だけを見てくれないから。」
利「結婚当初から『子供はいらない。避妊して欲しい』って言ったのは久実。お前だ」
久「そうだけど、だって仕事が軌道に乗り始めたのよ?そんな時に子供なんて」
久実は自分で会社を持っていた。
利昭と結婚した時にはなんとかやっていける所だった。
今は安定していて、業績も良かった。
スタッフにも恵まれここまで来たのだった。
利「スタッフの子が結婚、出産の時は休ませて、自分は欲しくない」
久「私は社長よ、社長が休んで会社は回らないわ。それぐらい貴方だって判るじゃない」
利「立派なご意見だ。仕事を家までに持ってきてよく言えるもんだ。妻らしい事は一切しないでな。仕事をするなとは言わない。家は俺にとって癒しの所だった。」
久「直すわ。子供が出来たら辞めて他の人に社長を任せて、貴方の傍にいるから」
利「もう遅いんだ。久実。判ってくれ。」
久「いやよ。」
利「久実・・・・・泣いても駄目だからな。俺の意思は変わらないから」
バタン・・・・・・
ガチャ・・・・バタン
久「お帰り。遅かったのね」
利「久実・・・起きてたんか」
久「いけない?」
利「いや。珍しいからな。お前が起きて待っているなんて」
久「たまにはいいでしょ?」
利「一体どうしたんだ?こないだからおかしいよ」
久「そうかしら。今まで貴方の事ほうっておいたから」
利「俺はその方が楽だけどな」
久「そう・・・・でもそれじゃいけないって思ったの。」
利「今更か?」
久「遅いとは思う・・・やり直すことはできると思うの」
利「なぁ・・久実。誰に何を言われたか判らないが、俺はもう嫌なんだ。お前より大事な人が出来た。本気なんだ。例えお前に子供が出来ていても俺はお前と離婚したい」
久「いやよ。私は離婚なんかしない。貴方しかいないの。貴方が本気でも私はいやよ。」
利「久実。判ってくれ。もう俺はお前を愛してはいない。必要だと思わない」
久「和田由紀奈っていう女ね?貴方をそこまで本気にしたのは」
利「どうして、それを」
久「同じ課の子から聞いたのよ。私の友達なの。最近よく一緒にいるって、その前からかしらね?」
利「そうか。だったら話が早いな。お前のそういう所が我慢出来ないんだ。」
久「だから浮気をするの?」
利「そうだな。スパイみたいなマネをさせて自分は悲劇のヒロインぶる。前もそうだった・・今回は本気だ」
久「貴方が私だけを見てくれないから。」
利「結婚当初から『子供はいらない。避妊して欲しい』って言ったのは久実。お前だ」
久「そうだけど、だって仕事が軌道に乗り始めたのよ?そんな時に子供なんて」
久実は自分で会社を持っていた。
利昭と結婚した時にはなんとかやっていける所だった。
今は安定していて、業績も良かった。
スタッフにも恵まれここまで来たのだった。
利「スタッフの子が結婚、出産の時は休ませて、自分は欲しくない」
久「私は社長よ、社長が休んで会社は回らないわ。それぐらい貴方だって判るじゃない」
利「立派なご意見だ。仕事を家までに持ってきてよく言えるもんだ。妻らしい事は一切しないでな。仕事をするなとは言わない。家は俺にとって癒しの所だった。」
久「直すわ。子供が出来たら辞めて他の人に社長を任せて、貴方の傍にいるから」
利「もう遅いんだ。久実。判ってくれ。」
久「いやよ。」
利「久実・・・・・泣いても駄目だからな。俺の意思は変わらないから」
バタン・・・・・・
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