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夜明け前 第4章 4
久「そう、良かったわ。もし嫌だなんて言われたらどうしょうかって」

利「和田さんとその子会わせて、和田さんが嫌だって言ったらどうすんだ?」

久「そんな事ないわ。いい子だもん」

利「そんなにお前が気に入っている子ならお前が付き合えばいいんじゃないか?」

久「私は年下は嫌なの。それに貴方を愛している」

利「俺はお前を愛してはいない、何度言えば判るんだ?」

久「判っているわ。貴方が私を愛していない事なんか。それでもいいの」

利「久実・・・・・」



土曜日


利「由紀奈」

由「うん?」

利「本当にいいのか?」

由「うん」

利「そうか・・・・」

久「お待ちどうさま、初めまして」

由「初めまして、和田です」

久「可愛い方ね。」

由「そうですか?奥様が綺麗で羨ましいです」

久「そんな事ないわ。でも、利昭は渡さないわ。いいかしら?」

由「そうですか。判りました。」

利「おい、辞めろ」

久「こういう事ははっきりしておかないと駄目なのよ。和田さんはわかるわよね?」

由「ええ。」

利「和田さん」

久「そろそろ来ると思うわ」

由「そうですか」

啓「すみません。遅くなりまして」

久「いいのよ。こちらが和田さん。谷啓佑さん」

由「初めまして、和田です」

啓「始めまして、谷です」

利「いつもお世話になっております」

啓「いえ。こちらが世話になってます」

久「じゃ。私たちはこれで失礼するわ。あとはね」

利「あ あぁ」

由「失礼します。」

啓「失礼します」



 久実はこれで由紀奈と利昭が別れてくれると思っていた。

 啓佑は久実と出来ていた。

 利昭が他の女に夢中だという事を知って、啓佑と別れた。

 啓佑にしてみれば遊ばれた感じがあった。



由「谷さん」

啓「はい」

由「ごめんなさいね」

啓「え?」

由「谷さんは奥様の事好きでしょう?」

啓「え」

由「そう。」

啓「どうして判るんです?」

由「貴方の目がそう言っているの。だから」

啓「そうですか。もう終わりましたよ。旦那さんに愛人が出来たからって」

由「そう、その愛人って私なの」

啓「え~」

由「貴方も私もあの2人に振り回されているのね」

啓「そうかもしれないですね」

由「これからどうします?」

啓「食事でもどうですか?振り回された者同士で」

由「いいですね」



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