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朝が来ない夜はない 2 第2章 2
会社

 亜「ねぇ由紀奈」

 由「うん?」

 亜「恭平たちと今度飲み会しないかって」

 由「誰が来るの?」

 亜「恭平と谷さんと茂原さんと初子」

 由「初子来るの?」

 亜「うん。谷さんが言い出した事だけど。沙希も」

 由「そう・・・・・」

 亜「不味いと思う?」

 由「いいんじゃないかな。沙希も茂原さんも」

 亜「反対するかと思った」

 由「なんで?」

 亜「あんな別れ方したのに」

 由「まぁ~ね。でも少しは違う角度でお互い見れるんじゃないかな」

 亜「そっか。」

 由「うん。」

 亜「だったら岡部さんとかも呼ぶ?」

 由「いいかも。茂原さんの反応見たいし、岡部さんって沙希の事まだ好きなのかな?」

 亜「さぁ~どうだろう。あっそういう訳」

 由「はい」


飲み会当日


 恭「なぁ~亜樹」

 亜「いいって」

 恭「俺知らないよ」

 由「大丈夫だって」

 初「由紀奈も凄い事考えるよね」

 啓「俺も」

 輝「なんでお前がいんだよ。」

 俊「いいじゃん。お前と設楽さん別れたんだし、俺にもチャンスはあるけどね」

 輝「・・・・・・・」

 沙「そうそう。岡部さん。酔ったら介抱してね」

 俊「いいよ」

 啓「ほどほどにしておけよ」

 俊「大丈夫だって」

 恭「柴田さんも久し振りだよね。元気そうで安心したよ」

 初「お陰さまでね。今の職場があっているのかな。皆いい人達ばかりで」

 亜「良かったね。幸せそうだし」

 由「うん。」

 初「ほんと良かった」

 沙「ごめん・・・・ちょっと」

 俊「大丈夫?顔色悪いよ」

 沙「少し飲みすぎたかな」

 
ガタッ・・・・

 
 由「沙希?」

 沙「ごめん。外で風当たってくる」

 由「1人で大丈夫?」

 沙「うん」

 
カラン・・・

 
 亜「由紀奈・・・・沙希。もしかして」

 由「かもしれない」
 
 初「えっ?」

 恭「出来ているって事?」

 亜「多分・・・・人それぞれだからなんとも言えないけど・・・・」

 啓「輝・・・・」

 輝「なんだよ。見に行ってこいって?」

 俊「俺が見に行くから」

 啓「俊彦よりは輝の方がいいかもしれない」

 初「私が行ってくるよ。その方がいい」

 亜「そうだね。」

 啓「頼む」




 沙「参ったな・・・・」

 初「沙希・・・・貴女・・・もしかして?」

 沙「初子・・・うん・・・そう・・・・」

 初「そっか。で?どうするの」

 沙「産むかも」

 初「茂原さんには?」

 沙「言わない」

 初「そんなの駄目だよ。亜樹も由紀奈も」

 沙「亜樹と由紀奈には言うよ、ただ輝は今大変な時。自分がわかんない時だから混乱すると思う」

 初「だから言わないと。」
 
 沙「ありがとう。初子。でも決めたんだ。」

 初「沙希・・・・」

 沙「もう大丈夫だから。入ろう」

 初「うん」



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